エポキシレジンを扱う時に気を付けることなどなど

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こんにちは!めいとくです。
楽しいレジンライフ送っていますか?

エポキシレジンは、とても強い接着力や耐久性があり、元々は接着剤や防水コーティング、フロアのコーティングなどに使われていました。
エポキシレジンを扱うときは、安全対策や注意しなければいけない事がありますので、今回はそれらについて説明してみようと思います。

保護具を着用する

可能性は低いと言われていますが、レジン液が皮膚に付着する状態が続くとレジンアレルギーを発症する事もあるようです。

また、最近はVOC(揮発性有機化合物)フリーのものも多くなりましたが、除光液のような刺激臭があり、目や呼吸器に刺激を与える可能性があります。
そのため、エポキシレジンを扱う時には、ゴムやニトリルなど液体を通さない手袋、保護眼鏡、マスク(N95以上の性能の物を推奨します)などの保護具を着用しましょう。

特に研磨作業の時には大量のレジンの粉末が飛びますので、保護メガネも水中メガネのようにすっぽり覆ってしまうものをお勧めします。外国のレジン動画を見ていると防毒マスクをして作業している人も見ますので、粉塵の吸い込みに関しても気を使いたい所です。

↑こんなヤーツです


あと、電動工具を使う時はけが防止の為に、作業用手袋をして出来るだけ肌も露出しないようにしましょう。

 

十分に換気をする

エポキシレジンは揮発性の有機化合物を含んでいるため、十分な換気が必要です。作業場所は、通気性の良い場所を選び、換気扇を使用したり窓を開けて空気を入れ替えるようにしましょう。特にペットを飼っている方は出来るだけ一緒の空間で作業しない方が良いです。人間にとっては何でもなくても小動物には致命的な事になる事も考えられます。

 

小さい子供が絶対に触れないところで作業する

小さいお子さんは好奇心旺盛です。特にキラキラしたレジン作品なんかは触りたくなってしまうと思います。硬化前のレジンに触れてしまうと炎症を起こしてしまうかもしれませんし、レジン液をこぼしてしまうとかなり大惨事になります。床などにこぼれてしまったものを拭き取ろうとしてもなかなかきれいにできませんし、硬化してしまったものは絶対に取り除けません。
レジン液だけではなく、着色料や細かいパーツなども常に手の届かないところに保管しておきましょう。

 

混合比に注意する

エポキシレジンは硬化剤と混合することで硬化します。説明書にある混合比を守り、十分に混ぜ合わせる必要があります。

気を付けなければいけないのが、レジンによって混合比が「重量比」のものと「体積比」のものがある事です。

重量比のものは計量計りを使って重さを計ります。例えば主剤と硬化剤の混合比が3:1のものであれば主剤300gと硬化剤100gをそれぞれ計量して混ぜ合わせます。

体積比の場合には軽量カップを使って容積を計ります。主剤と硬化剤の混合比が1:1のものであれば主剤100mlと硬化剤100mlをそれぞれ計量して混ぜ合わせます。

レジンによっては体積比を重量比に換算できるよう数値が書いてあるものもあります。
例えば体積比1:1で混合するレジンでは

「重量比で混合する場合には45:55の比率で混合してください」

のように説明書きに書いてあります。

この場合100gの混合レジン液を作るにははかりで主剤45g、硬化剤55gを計って混合すればよいです。

たまに商品レビューに
「ちゃんと計量してたはずなのに主剤だけが余りました」
というのを見かけますが、重量比と体積比を間違えてる可能性があります。

なので、自分が使用するレジンが重量比なのか体積比なのかしっかり確認しましょう。
これを間違うと、硬化不良を起こす事にもなりますので注意してください。

硬化させる場所の環境

硬化させる時は、しっかりと安定した台やテーブルなどを使用し、出来ればきちんと水平を出しておくと何かと便利です。部屋の中には意外とホコリが舞っています。硬化する前の作品にホコリがついてしまうと台無しになりますので、カバーで覆うなどしてホコリがつかないようにしてください。

エポキシレジンは、硬化剤の反応によ硬化します。硬化時間は、気温や湿度、レジンの種類などによって異なります。夏に30℃を超える部屋で作業しているとあっという間に固まってしまう事もありますし、冬に気温が一桁台になると完全硬化まで1週間くらい掛かる事もありますので、エアコンなどで部屋の温度を20~25℃くらいになるように調整しましょう。

 

熱暴走に注意する

前にも書きましたが、エポキシレジンには熱暴走という現象があります。気泡を取り除くためにバーナーなどで加熱しすぎたり、説明書に記載の積層高さを超えてレジンを流し込むと、硬化時に発生する熱が発散されず温度が上昇し続け、煙が出たり最悪発火する事もあるので、温度管理には細心の注意を払って下さい。特に夏の気温が高く、エアコンが効いていない環境で作業する時にはこまめに様子を見るようにして下さい。

 

廃棄方法は自治体のルールに従って

廃棄する際には、必ず完全に硬化したのを確認してから廃棄するようにしてください。
基本的には樹脂ですので、リサイクルできないプラスチックとして分別し、自治体の収集ルールに従って下さい。

以上思いつくままに、エポキシレジンを扱う際に注意しなければいけない事を書いてみました。
レジンライフの手助けになれれば幸いです。

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